子供の食育を考えるうえで、避けては通れない事として、カゼイン(乳製品)についてどう対応するかを考えなければいけないと思います。
私のスタンスは、自己責任だから大人は何を食べてもいいけど、自分で選択できない子供の口に入るものは、大人が責任を持つべきだというものです。
健康になろう!と言っているのではなく、正常な成長を邪魔するものから子供を守ろう!と言っているのです。
カゼインフリーが良いとか悪いとかはどうでもいいのですが、悪影響を与える可能性が有るなら、私は我が子にそれを無責任に与えることはしないということです。
回りくどい言い方になりましたが、この記事を子供の食育とカゼインについて考えて頂くきっかけにして頂けたら嬉しいです。
目次
カゼインフリーの定義
- カゼイン ⇒ 乳製品
- フリー ⇒ 束縛されない・含まれない
カゼインは少量なら問題が無いのですが、蓄積され一定量を超えた時に、何らかの症状を発生させてしまうのです。
私たち大人の日本人は、幼少期には小麦や乳製品を食べる機会は今よりもずっと少なかったはずです。
それでも、食生活の欧米化により蓄積されたカゼインが原因で多くの人が苦しんでいる現状にあります。
ということは、子供の頃から小麦が周りに溢れている食生活をしている現代の子供たちはどうなってしまうのか?
本気で真剣に考える必要があると思います。
既にカゼインフリーは、一過性のブームではなく、常識になりつつ有るのです。
そもそも、何故、カゼインが健康被害をもたらすといわれるようになったのか?
そのきっかけは、様々な研究結果が近年発表されているからです。
カゼインの弊害
発達障害や統合失調症の患者の尿からは、乳製品に含まれる「カソモルフィン」が平均値より多く検出されている。
1979年アメリカの少年院で行われた実験によると、慢性的に問題行動を起こす少年の食事を分析すると、平均よりも多くの乳製品を摂取していることが分かったため、乳製品の摂取をやめたところ、問題行動が激減した。キレる原因がカゼインだった。
幼児へのカゼインの影響
日本ではカルシウム摂取のために、未だに学校給食で牛乳を支給しています。この牛乳タンパク質の80%はカゼインです。
カゼインは人体には有害で、腸の粘膜を傷つけます。さらには、アレルギーのみならず、癌や発達障害、統合失調症の原因となっている可能性があるともされている有害なタンパク質なのです。
脳にある葉酸受容体(葉酸を吸収する窓口)に、カゼインペプチドに反応した抗体がくっつくことで、脳への葉酸供給ができなくなるため、脳は血液で葉酸を運ぶことを止めてしまう。結果、脳は葉酸不足となります。
葉酸は、細胞分裂を促す栄養物質なので、葉酸不足になると正常な細胞分裂ができなくなったり、異常な細胞分裂の原因となるのです。
特に脳細胞の正常な細胞分裂(発達)が阻害されるため、幼少期の子供にとってこれは大きな問題になるとされています。
最近では、この葉酸欠乏が自閉症などの子供が生まれる原因のひとつだと考えられているため、妊婦の葉酸不足には最新の注意が必要です。
このように、カゼインを含む食材を食べないようにすることが重要なのですが、これが簡単にいかないのです。
簡単にいかない要因が、これらが高い中毒性を持っている物質だからなのです。
中毒になる要因
- 乳製品に含まれる「カソモルフィン」
これらは、細胞表面にあるオピオイド受容体に触れるとモルヒネのような作用が発現するため、依存性が高くなり中毒になるのです。
成長期の子供には、カゼインを排除する
現代の日本で生活する上で、カゼインを完全に無くする食生活は不可能です。学校給食で牛乳が出ており、これを飲まないと選択することでのデメリットも様々あるので、多少の摂取は構わないと考えます。
友達とカフェでお茶したり、給食の時間を楽しむことも子供にとっては大切な時間です。私は自宅以外での飲食については子供の判断に任せるようにしています。
家庭でしっかりと食育し中毒になっていない子供の身体は、毒に対して拒否反応を示します。
重要なことは中毒になるまで蓄積させないことです。
100%排除は無理でも、80%排除なら現実的だと思います。
外では外食を楽しんだり、友達と楽しく給食を食べたりするために最低限の摂取は大目に見て、家庭の食事では可能な限り排除することがベターだと考えています。
他の添加物もそうですが、全てを徹底的に排除すると一般的な生活が出来なくなります。
これでは、肉体は健康になっても精神が不健康になってしまいます。まずは、コントロール出来る家庭の食生活から変えていくことから始めて欲しいと考えます。
さらには、本当の『食べ合わせ』を実践することで、デトックスである「排出」が効果的に出来るようになるので、トータルでは中毒になる程の蓄積にならないと考えます。
今すぐ出来ることから始めて欲しいです。
無知 = 無責任
子供の将来を考えるならば、このカゼインフリーについては自分で納得できるくらいに学んでみること必要だと思います
まずは、調べる!
次は、出来ることから実践してみる!
完全に排除することは難しくても、減らすことは出来るはずです
『幸せな秀才児』が増えることが最大の喜びです
シェアして頂けたら嬉しいです