コロナ禍の今、社会の変化についていけず、自分を見失ってしまう人が増えています。
日々繰り返される先行き不透明の情報を浴びていると、誰もがネガティブな精神状態になってしまいます。
こんな時だからこそ、自分と向き合い周りに左右されない生き方を見つけることが大切です。
今回は、本当の自分を見つけるために必要な簡単なメンタルトレーニングをご紹介します。
目次
最近、世の中は二極化してきたと感じる
どちらかにいる人は、他方にいる人とまったく別の世界で生きているような感覚になっているのだと思います。
どちらの世界で生きているにせよ、良くも悪くも偏った思考になる人が増えていると感じます。
これは時代の過渡期(変わり目)だから集合意識など色々なものが過剰に不安定になっているからだと推測出来ますが、こんな時代だからこそ、外の世界に目を向けることを減らし、自分の内面や身近な世界に集中することが大切だと感じています。
実際、悩みを抱えているクライアントの多くが、外の世界への関心が強い傾向にあります。
どちらが良い悪い、善悪ではなく、偏りすぎることで悪影響があるなら、それを調整する事が必要だと考えます。
読みたいことを、書けばいい。 人生が変わるシンプルな文章術 [ 田中 泰延 ]
この本では、現代に必要な自分と向き合う事の大切さが書かれています。
一見すると、
”文章を書く時は、読み手の行動など考えずに 自分が読みたいことを、自分に向けて書けばいい! ”
という内容のように見えますが、
深く読むと 結構真面目で、『書く』ということを舐めるなよというメッセージも込められており、自分が読みたいものを書くために、リサーチなど自分の足でコツコツと積み上げる事が必要だと書いてあります。
私はこの本の表向きのメッセージに、メンタルトレーニングに通じるものが有ると親近感を持って読みました。
メンタルトレーニングの目的は、自分の内面の『心』をコントロールして、外の世界での目標を達成させることです。
この『心』をコントロールするために、
- 邪魔なものを排除したり
- 肉体の仕組みを理解し活用したり
- 望んだ心理状態を作り出す環境を意図的に創ったり
- 内面を変えるために、周りの人との関わり方を理解し活用したり
- 人が宗教にすがる心理を反面教師にしたり
- エゴとステータスを理解し活用したり
目標達成のために色々な手段を使います。 ポイントは、
- 自分以外に自分をコントロールされないようにすること
- 自分(組織)が成功しやすい環境を創ること
が重要な要素なのです。
もっと簡単に言えば
”人の事など気にせず自分に集中する”
ことなのです。
スポーツの世界でも、 自己中でKYな選手はナイーブな選手よりも成功しやすい傾向にあり、今の時代では自発的に周りに可愛がられる(周りを利用出来る)選手が成功しやすくなっています。
最近では、プロスポーツ選手や経営者などが、マインドフルネス瞑想などを通じて自分の内面に集中するトレーニングを実践している人も増えていますが、
瞑想などの抽象的なやり方だけでは効果が得られない人も多く、心の仕組みを理論や身体を使って具体的に学ぶメンタルトレーニングの人気が高まってきている事からも、自分の内面と向き合う人が増えている良い傾向だと思います。
人は、周りを気にし過ぎている
実際に人から言われたことで自分を変える人も多いと感じます。
私もこの仕事を始めた時は、お客様の言葉で一喜一憂していました 。
「言葉に棘がある」
「声に心が無い」
「なんか嘘くさい」
こんな事言われる度に、パブリックスピーキングを学んだり、NLPを学んだりして相手への伝わり方を意図的にコントロールする技術を学んだりもしましたが、結果的にはこれらの人をコントロールしようとするスキルは本質的に役に立たないものばかりでした。
本のメッセージ 自分が読みたいことを自分に向けて書けばいいのように、開き直って自分が学びたいと思うことを自分に向けて伝えるように話すようにすることで、お客様にもストレートに意図が伝わるようになってきたと実感しています。
結局は、自分次第なのです。
相手に合わせるよりも、いかに自分らしくやるかがパワフルなのだと思います。
自分を許さないと前に進めない
現代では、SNSなどの発展により他人の様子を知る機会が増えているため、他人と自分を比べ一喜一憂する事が多くなっています。
この事により、どんなに頑張っても不足感を感じる人が多くなっている人が増えています。
昔の私がそうだったように、不足感から自分に自信が持てずにスキルアップのために資格を取ったりする行動が増えていました。
しかし、この不足感から来る行動には終りがありません。
そして、その過程で自分らしさを見失っていくのです。
自分の全てを受け入れる 過去の自分を許し前に進む
これもメンタルトレーニングの重要な要素です。
こんな時代だからこそ、外ではなく自分の中に目を向けてみることをオススメします。
少しでもいいので、メンタルトレーニングの時間を創って頂ければ嬉しいです。
『幸せな秀才児』が増えることが最大の喜びです。
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