北京五輪、女子ソフトボール金メダリストの上野由岐子さんはサインを求められると『成信力』と書き添えるそうです。
この言葉は
- 自らの成功を信じ切れるだけの努力を積み重ねること
- 仲間と互いの成功を信じ合うこと
- 周りに成功を信じてもらうくらいの行動を積み重ねること
- 周りに自分の成功を信じる人が多くいる環境を作ること
が成功するために重要だという意味だそうです。
目次
成功を信じる力
スポーツや子育てでもこの成功を信じる力というのはとても大きなパワーを持ちます。
特に、周りが自分の成功を疑いなく信じてくれる環境にいる選手や子供は間違いなく持っている力を出し切り、想像した以上の結果を出す事ができます。
逆に、才能ある選手が親や指導者に潰される悲しいケースでは、周りが自分の成功を信じていない、否定や小言や厳しい指導などの上から押さえつけるような邪魔ばかりする環境となり、望んだ結果を出すことは難しくなります。
親や指導者がこの『成信力』の重要さを理解している環境にいる子供や選手は、本当に充実した幸せな時間を過ごすことが出来るのです。
自らの可能性を疑わず、限界のないチャレンジを続けられる環境で頑張っている者は本当に幸せです。
そんな環境を作ってあげることが私達の仕事です。
親や指導者にとって、信じ切った子供や選手がびっくりするくらいの結果を出し共に喜び合うことほど幸せなことはありません。
あの喜びを味わえた幸せは忘れる事ができません。
子供の可能性を潰すのはいつも親(指導者)
私達、親や指導者は常に自戒を込めて日々精進していかなければいけないのです。
私の子育ては大失敗からのスタートでした
私は本当にバカ親でした。
娘が3歳までの子育てを全て妻に押し付けていました。
起業し1店舗目となるお店の立ち上げと時期が重なっていたこともありましたが、父親として最悪な子育てをしていました。
昔から娘が欲しかった私は、愛情は人一倍あったので、娘が幸せな人生を遅れるよう英才教育をしてあげる気持ちだけはありましたが、具体的な子育ての勉強もせず、テレビやネットで見た子育てと妻の子育てを比べて無責任に妻を責めてばかりの毎日でした。
育児の失敗はママの責任
- 夜泣きをすれば、昼間にどんな育児をしているんだ!と妻を責めたり
- ビタミンCが必要だと、夜寝る前に毎日オレンジジュースを飲ませたり(4歳位で前歯が虫歯でボロボロになりました)
- 絶対音感を身につけさせようと、クラシックを大音量で聞かせたり
- 暑い時は紫外線は悪だ!少し寒いと風邪を引かせてはいけない!といつも厚着でモコモコにし肌を隠したり
そんな失敗続きの子育てを辞めるきっかけとなることがありました。
保育園の集合写真を見た時、娘の前歯だけが黒く虫歯になっていることに気付き、それが私の間違った子育てが原因だったことを知り、心から自分の無知と愚かさを後悔しました。
本当にバカ親でした
そこから、私は娘のために子育てについて本気で学び始めました。
- 栄養学
- 発達心理学
- 行動心理学
- 世界のエリート教育
- 日本の教育現場の現状
- 分析学
- 心理カウンセリング
- コーチング
全て娘のために学んだスキルです。
学べば学ぶほど、自分の子育てが娘の邪魔ばかりしていたことを知りました。
今は理解し大切にしている概念ですが、基本的に子供は発達の過程で親や周りが邪魔をしなければ持って生まれた才能を存分に成長させ素晴らしい能力を発揮します。
全ての子供は素晴らしい能力を持っています
しかし、愚かな大人たちは、間違った考えで子供を支配下に置き一方的に詰め込み型の学習をさせます。
子供の都合など考えず、大人の都合で与え続ける状態はインプットだけでアウトプットが足りません。
これが大きな間違いだったのです。
良かれと思い与えていたモノの殆どが、間違ったタイミングであったり、逆効果なことであったりするのです。
一番大切なことは、成長を阻害しないことなのに大人の都合で出来たものを与え続けているのです。
子供の可能性を潰すのはいつも親
私が戒めにしている言葉です。
子供の成長を信じて時間をかけてよく観察し、必要なサポートをしてあげるだけで子供は勝手に輝いていくのです。
子供は機械やペットではありません。
餌や刺激を与えれば成長するのではありません。
どう成長して欲しいか?正しい愛情と正しい意思の力が無いと正常に成長しません。
子供の幸せを願わない親はいません
しかし、願うだけでは足りないのです。
昔の私もそうだったように願うだけで人任せにしていてはいけないのです。
子供の可能性は無限です
正しい知恵を身につけ、疑いなく我が子を信じきる子育てを楽しむ方が増えることを願っています。
『幸せな秀才児』が増えることが最大の喜びです
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