子どもを賢くする『脳の発達』ー【睡眠】編

子育て

「子どもを賢くするにはどうしたらいいか?」

子育て世代の親御さんの多くが、我が子の学力を高める方法に興味があると思います。

子どもの学力は、遺伝や環境だけで決まるわけではありません。

学力には、さまざまな要因が関係していますが、その中でも、特に重要なのは、

『栄養』『睡眠』『運動』『メンタル』だと私は考えています。

これらの要因は、子どもの脳の発達や機能に大きな影響を与えます。

脳は、学習に必要な記憶力や集中力、思考力などの能力を司る器官ですので、脳が健康で活性化されていれば、学習効果も高まります。

逆に、脳が不健康で低下していれば、学習効果も低下します。

お子さんを賢くするためには、お子さんの【脳の発達】についてフォーカスすることがとても重要です。

今回は、特に重要な『睡眠』に関してまとめたものをお伝えしますので、最後までお読み頂けたら嬉しいです。

子どもの睡眠時間と質の重要性

子どもは大人よりも多くの睡眠が必要です。

睡眠は、子どもの成長や発達、学習や記憶、健康や免疫にとって欠かせないものですが、現代の子どもたちは、学校や塾、部活動などで忙しく、睡眠不足になりがちです。

また、テレビやスマホなどの電子機器の影響で、睡眠の質も大きく低下しています。

理想的な睡眠時間とは?

子どもの理想的な睡眠時間は、年齢によって異なります。

  • 乳幼児期は12時間~16時間
  • 幼児期は10時間~13時間
  • 小学生は9時間~12時間
  • 中高生は8時間~10時間

が目安です。 

ただし、個人差もありますので、自分の子どもに合った睡眠時間を見つけることが大切です。

睡眠の質を高めるには?

睡眠の質を高めるためには、以下のことに注意しましょう。

  • 早寝早起きを心がける
    夜9時から翌朝7時までの10時間と、夜中0時から翌朝10時までの10時間では、睡眠の質がまったく異なります。夜間に分泌される成長ホルモンやメラトニンというホルモンは、子どもの成長や免疫力に影響します
  • 就寝前の電子機器の使用を控える
    テレビやスマホなどの電子機器は、目に刺激を与えて覚醒させたり、興奮させたりします。また、青色光を放つことでメラトニンの分泌を抑えてしまいます。就寝前1~2時間は電子機器を使わないようにしましょう。
  • 快適な睡眠環境を整える
    寝室は暗くて静かで涼しいことが理想です。温度は20℃~25℃程度が適切です。寝具やパジャマも清潔で快適なものを選びましょう。
  • 規則正しい生活リズムを作る
    起床時間や就寝時間を毎日同じにすることで、体内時計が整います。朝は日光を浴びて目覚めることが大切です。昼間は十分に運動したり遊んだりして体力を消耗させましょう。
  • 親子で一緒に寝る
    親子で一緒に寝ることで、子どもは安心感や愛情を感じます。また、親も子どもの睡眠状況を把握することができます。

子どもの睡眠について、絶対にやってはいけない事とは?

  • 睡眠不足や睡眠障害を放置する
    子どもの睡眠不足や睡眠障害は、肥満や生活習慣病、うつ病などの発症率や症状を悪化させる可能性があります。 睡眠の質や量に問題がある場合は、早めに医師に相談しましょう。
  • 身体活動や睡眠のバランスを崩す
    子どもの健康な発達のためには、身体活動と睡眠のバランスが重要です。WHOは、5歳未満の子どもの身体活動時間、椅子に座りがちな行動時間、睡眠時間について年齢別のガイドラインを示しています。 例えば、3~4歳の子どもは、1日に少なくとも3時間の身体活動(うち1時間は激しい運動)と10~13時間の睡眠(うち昼寝を含む)を目指すべきです。
  • 就寝前に刺激的なことをさせる
    就寝前にテレビやゲームなどの電子機器を使ったり、怖い話や怒鳴ったりすることは、子どもの興奮や不安を高めてしまいます。これは、入眠困難や夜驚症などの睡眠障害を引き起こす原因になります。 就寝前はリラックスできるような読み聞かせや音楽などを楽しみましょう。

以上から、子どもの睡眠は、親が注意してあげるべき点が多くあります。子どもの睡眠習慣を見直して、健康的な成長をサポートしましょう。

子どもの睡眠に良い食べ物とは?

  • トリプトファンが含まれる食べ物
    トリプトファンは、脳を沈静化させるセロトニンという神経伝達物質の原料になります。セロトニンには、寝つきを良くする効果があります。 トリプトファンが多く含まれる食べ物には、バナナ、牛乳、チーズ、卵、肉類などがあります。
  • 炭水化物が含まれる食べ物
    炭水化物は、血糖値を上げてエネルギーを補給するだけでなく、トリプトファンの脳への移動を促進します。 炭水化物が多く含まれる食べ物には、お米、玄米、雑穀などがあります。
  • カカオやトマトなどに含まれるセロトニン
    カカオやトマトは、セロトニンを直接摂取できる数少ない食べ物です。 セロトニンは、睡眠の質を高めるだけでなく、気分を安定させたりストレスを軽減させたりする効果もあります。

以上から、子どもの睡眠に良い食べ物は、トリプトファンやセロトニンが含まれるものや炭水化物が含まれるものが挙げられます。ただし、食べ過ぎや就寝直前の食事は逆効果になることもあるので注意しましょう。

睡眠不足が脳に与える影響とは?

睡眠は子どもの脳の発達にとって欠かせないものです。

しかし、現代社会では、インターネットやテレビゲームなどの刺激や、塾や習い事などの負担によって、子どもたちの睡眠時間が減少したり、睡眠リズムが乱れたりしています。これは、子どもの脳に深刻な影響を与える可能性があります。

特に注意して欲しいのは、睡眠不足は、脳の発達に必要なホルモンの分泌を妨げる点です。

特に、成長ホルモンは、入眠後の深いノンレム睡眠(脳も体も眠っている睡眠)で分泌されますので、睡眠不足や夜更かしは、このノンレム睡眠を減らしてしまい、身体だけでなく、脳の神経細胞やシナプス(神経細胞同士をつなぐ部分)の増殖や分化にも悪影響を与えます。

学習、記憶への影響とは?

さらには、睡眠不足は、脳の学習や記憶にも影響します。

睡眠中には、レム睡眠(夢を見る睡眠)ノンレム睡眠が交互に繰り返されますが、このサイクルは、脳が一日の間に得た情報を整理し、記憶に定着させる役割を果たしています。

睡眠不足や睡眠リズムの乱れは、このサイクルを妨げてしまい、学習効果が低下したり、記憶力が低下したりすることがありますので、寝る間を惜しんで長時間勉強するよりも、良質な睡眠をとる方が学習効率が高まる可能性が高くなるのです。

感情(メンタル)への影響とは?

睡眠不足は、子どもの感情自尊感情にも影響します。

科学的には、睡眠リズムが乱れると脳幹にあるセロトニン神経系の発達を妨げることが分かっています。

セロトニンは、気分や感情を安定させる神経伝達物質ですが、その分泌量が減少すると、イライラや不安などのネガティブな感情が増えたり、自信や自己肯定感が低下したりすることがありますので、学校生活を通じた、勉強やスポーツに集中するためにも、【睡眠】について真剣に考えることが大切だと私は思います。

以上のように、睡眠不足は子どもの脳の発達や心理的健康に様々な悪影響を及ぼす可能性がありますので、子どもたちには十分な睡眠時間と規則正しい生活習慣を保つことが大切です。

睡眠環境を改善することで、お子さんを心も身体も健康な【幸せな秀才児】にして欲しいと心から思います。

幸せな秀才児が増えることを願っています

シェアして頂けたら幸いです

それではまた