【教育】と 【洗脳】 定義は同じ?

子育て

2020年は、コロナ禍の影響で子供達の教育環境も大きく変化した年となりました。

強制的な一斉休校に始まり、大学などでは休校が明けてもリモート授業が継続されているなど、1年前に当たり前に行われていた学校での教育のやり方を継続する事が出来なくなっています。

大人も子供も、教育のあり方について根本から考え直さなければいけない状況になっています。

コロナ禍以前でも、目まぐるしく変化している世界の動きに対応するために、従来の教育のあり方を進化させようと、探求学習プログラミング教育など新しい取り組みが始められていましたが、そのような対処療法的なやり方も、今回のような状況では運用が難しく白紙に戻して考えなければいけない状態になっています。

今回は、教育のあり方について、今こそ我が子の子育てを頑張っている親御さんに考えて頂きたい事をご紹介します。

日本の教育の定義

日本における教育の定義を明記しているものは、教育基本法の中にあります。

全ての教育機関は、この教育基本法に基づいたやり方で子供達を教育しているので、この定義に基づいて日本の子供達は教育されていると考える事ができます。

この教育基本法が定めている教育の定義がこれです。

(教育の目的)

第一条  教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。

??

私は、これを素直に受け入れる事は出来ませんでした。

頭では「なんとなくそれでいいのかな?」と思っても、心では「これは間違っているのでは?」とモヤモヤしてしまうのです。

ここに記されている「国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた」という部分が引っかかるのです。

穿った見方かもしれませんが、

ここでは教育の目的が、

個人のため   <   国家および社会のため

となっており、そのコミュニティーの一員として必要な資質を育成するためのものとはっきりと明記されているのです。

つまりは、日本における教育とは、国家および社会で役立つ子供を作る事が目的とされているのです。

親である私達が、我が子の幸せを願い良い教育を受けさせようとどんなに考えても、この国の教育現場では、国家および社会で役立つ子供を作る事が目的として教育が行われてしまっているのです。

本当にこれでいいのでしょうか?

教育の定義 = 洗脳の定義

一方で、天才脳機能学者苫米地英人博士は、教育の本質をこう示しています。

教育の本質は、第三者利益のためではなく、本人の利益のためである。そのため本来、教育は洗脳とはいえない。

しかし、国家のレベルを超えて見たとき、本当にその国の教育が本人の利益のためであり、第三者の利益のためでないかどうかは、気を付ける必要があるだろう。

自身では教育だと思っていたのに、世界レベルでは洗脳だったということがある。

現時点では、北朝鮮がこれに当てはまるだろう。

そして将来、何らかの理由で我が国がそのような国家になってしまっていたとしても、当事者である我々は、なかなか気が付かないだろう。

[出典先]洗脳護身術  著者:苫米地英人

さらには、洗脳をこう示しています。

そもそも洗脳というのは、第三者の利益のために行われている行為なんですね。

一方で、自分のために行われている行為は、教育と呼ばれている。

実はやっていることは同じなんです。

天才脳機能学者・苫米地英人の「脱・洗脳せよ!」論より

苫米地英人博士は、洗脳とは、第三者の利益のために行われている行為としています。

さらには、やっている事は同じで、第三者の利益のためなら洗脳となり、自分のためなら教育になるとも言っています。

第三者の利益のために!これは、日本の教育基本法が示している事と同じ事ではないかと私は感じています。

日本の教育の歴史

現在、日本で行われている教育の仕組みは戦後に作られたものがルーツとされています。

戦後復興のために国民全員が一致団結する事が前提として作られているので、義務教育の殆どが、既存の社会システムに上手に適応できるようにする事に重きを置かれているのです。

流石に数十年の時間の経過とともに諸外国などの先進事例などを取り入れて新たな取組も行っているが、基本的な思想は、子供を大人の仕組みの中で役立つ存在にする事は変わっていないのです。

これは、先に挙げた、洗脳と同じであり、本来の教育の姿では無いのです。

真の教育とは?

本来の教育とは、一人ひとりの子供の利益のために行われるものでなければならないと思います。

子供の利益とは、その子のやりたいことの実現幸せを感じて生きる事だと仮定すれば、大人の正しい関わり方が見えてくるのだと私は考えています。

コロナ禍で既存の社会は激変しています。

もう旧来のような画一的な競争に勝つことや、大きな歯車の一員として上手に生きるために教育をする事を改めてもいいのではないでしょうか?

新しく生まれた子供の中には、私達の世代とは違う本当の天才児が沢山います。

しかし、この才能ある天才児達は、旧来の教育の仕組みの中では上手く適応できずに、潰され苦しんでいるのです。

今すぐ、国や教育現場を変えることは出来ません。

私達親が、今我が子のためにできる事は、正しい教育方法を知ることです。

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