自然界では、子供は親よりも進化している事が当たり前です。
あなたの子供は、あなたよりも優秀なのです。
しかし、世の中には子供の成長、成功を素直に喜べない親がとても多いのです。
今回は、子供と張り合う毒親について様々な事例を紹介していきます。
目次
子供と張り合う不幸
例えば、息子を持つ父親が、息子に対して過度にスパルタな子育てをしてしまうケースがありますが、これは「エブラハムコンプレックス」「息子殺し」と呼ばれ、古今東西よくある不幸な状況のひとつです。
この背景にあるのは、成長した息子は、家族のリーダーである父親の立場を脅かす存在として、同じコミュニティにいるうちは、父親は息子を押さえつけ自分より弱い存在でいさせようとする心理状態です。
これは、部活や会社でもよくあることで、実力のある若者に対して、そのコミュニティを支配している年配者が、足を引っ張ったり、押さえつける事で、自分の立場を維持し続けようとします。
特に、自らに自信が無い父親や年配者は、暴力を奮ったり、脅すような威圧的な行為で若者を押さえつけようとするので問題が根深くなります。
ここでの不幸は、息子は父親の立場を奪おうとなど1mmも思っていないのに、父親が自分の居場所を息子に奪われるとの”疑い”を持つことで起こっているのです。問題は、”疑う”父親にあるのです。息子に罪はありません。
さらには、現代の子育て環境では、父親の役割が薄まっているのもこの状況を助長している要因となっています。
昔は、父親が外で働き、母親が専業主婦として家庭を守るのが一般的だったために、食い扶持を持ってきてくれる父親の特権は家庭の中で一番大きいのが当たり前でしたが、現代では共働きが当たり前となり、その特権は無くなっているので父親の立場も弱くなっています。
さらには、悪い事をした子供を厳しく叱りつけるような怖い父親の役割が無くなっているので、新しい子育て環境に対応できない父親は、家庭における立ち位置が曖昧になっているのもこの問題の解決を難しくしています。
白雪姫コンプレックス
他方、母親と娘の間で起こる不幸な状況は「白雪姫コンプレックス」と呼ばれ、これを原因とする不幸がトラウマとなり苦しみ続けている女性が多いといわれ、解消が難しく、祖母→母→娘と負の連鎖が続く場合が多いのです。
「白雪姫コンプレックス」とは、グリム童話の白雪姫に登場する母親が、老いていく自分を嘆きながら、この世で一番美しいとされた白雪姫を殺害しようとする様子が、母娘によく起こる現象と似ている事から命名された現象の総称です。
成長期の娘が女性として美しく輝いていく姿に嫉妬した母親が、娘の足を引っ張ったりする現象で、この背景には、自分の愛する男性を娘に奪われてしまうという恐怖があるとされており、容姿に自信のある女性が、若くして結婚し出産する事により、娘に対してライバル心を持ちやすくなり起こりやすい現象とされています。
疑いによる不幸
先にあげた父と息子の例と同じ様に、娘には、母親から、母の愛する人を奪うつもりなど1mmも無いのに、母親から”疑い”の毒と共に、嫌がらせや憎しみを向けられ根深いトラウマの要因となるのです。
ここまで読み進めて頂いたあなたなら、これらの親子の引き起こす不幸な状況の原因の多くが、親が子供を”疑う”事にあり、この子供を”疑う”を排除することが如何に大切な事なのかを理解して頂けたと思います。
信じるために『疑わない』
しつこいようですが、こんな不幸を回避するためにも、もう絶対に我が子を『疑わない』と決意し、我が子を心から尊重する子育てを実践して頂きたいと心から願っております。
コロナ禍の今、世界中に『疑い』が溢れています。
この『疑い』により生じる不幸が子育てに与える影響について本を書きました。
参考にして頂けたら幸いです。
『幸せな秀才児』が増えることが最大の喜びです
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