あなたは、我が子が自分に似ていると言われて嬉しく感じたことがありますか?
子供が生まれて間もない頃は、容姿などが似ていると周囲の人に言われることが多いですが、子供が大きくなると行動パターンなどが似ていることを指摘されることが増えていきます。
さらには、この行動パターンがあなたの短所と同じだと親としては我が子の未来を心配してしまいます。
今回は、子供が親に似るメカニズムを紹介していきます。
目次
子供の性格特性
- 遺伝 40%
- 環境 60%
生まれ持った性格特性は上記の割合で決まると一般的には言われています
父と母のふたりの遺伝子の40%なので、遺伝的には子供があなたに似ている要素は約20%しかないのです。
しかし、環境要因は家庭全体の60%が影響していると考えられています。
つまり、子供の性格は生まれ育った環境によって作られるのです。
まさに、子供は親の背中を見て育つなのです。
親の背中を見て育つ
子供は、私達大人が思っている以上に色々なことを察し理解しています。
相手の発している感情が、好意的かそうでないかなどは5歳位から分かるようになります
親子で外食をするときのサービスマンなど奉仕者への親の態度で子供の性格に大きな影響を与えることを知って欲しいと思います。
例えば、尊大で理不尽なわがままを振りかざすような親と一緒に外食をしている子供は、周囲の気まずい空気を察して、外出することが居心地の悪い行動だと認識するようになり、過度に人の目を気にし、最悪引きこもりになってしまいます。
親が、クレーマーだったり、嫌味っぽかったり、陰口が多かったり、周囲との関係性が悪いと、その子供も周囲との関係を上手く保つことが出来なくなります。
外出するたびに気まずい思いをしていたら、外出そのものが嫌になり社交性が低くなります。
逆に、親が奉仕者や周囲の人に対して、親切で紳士的だと、周りに丁重に扱われることが増え、人と関わることの温かみを感じ、外出そのものが気持ちのいい行動と認識するようになり、社交性が高まり、愛嬌が良くなり人と積極的に関わる行動が増えるようになります。
子供にとって親の影響はとても大きいです
自分の持っている常識の殆どが、18歳までに家庭で刷り込まれた偏見だ
アルベルト・アインシュタイン
・奉仕者に対して嫌われる態度をとること
・外の世界と敵対すること
・親が率先して奉仕者などへ親切にすることで、周囲に大切にされる環境を作ってあげること
・人と関わることの楽しさを体験させること
家族で外食をしているのに、大人が酒に酔い大声で騒いでいる側で、子供がひとりスマホゲームなどをしている状況を見るたびに本当に悲しい気持ちになります
こんなことをするくらいなら、外食などせずに、自宅で栄養のある食事をさせることのほうが良いと思います
全てにおいて同じだと思いますが、いくら良いことをしても、悪いことでマイナスを積み上げることのほうが、子供にとっては結果的に悪影響が大きいのです
賢い子供 = 親を反面教師にする
さらには、賢い子供はバランスを取ろうとします
空気を読まず外で騒ぐ親の子供は、内向的になったり、寡黙な親の子供は、おしゃべりで自己顕示が強くなったりすることもあります
子供は親の振る舞いを視ています
学校の教師や、部活のコーチに対して文句を言う親の子供が、どんなに気まずい思いをしているか考えて欲しいです
子供は嫌な思いを忘れません
純粋な子供は正直な行動をとります
子供にとっての嫌な思いとはなにかを考えて欲しいです
その嫌な思いが、子供の性格を変えるのです
子供は大人の背中を見ています
完璧でいる必要は無いですが、子供への影響を考え行動することも、子育てをする親には必要なことなのです
『幸せな秀才児』が増えることが最大の喜びです
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